「優さんって……どんな人なの?」
華さんの知り合いってことは、蒼空さんもきっと知り合いだろうと思って聞いてみた。
今日のあの事が頭から離れなくて、
あの人が一体どんな人なのか知りたかったから。
優しい人なのか、それともあれが本性なのかー。
「……お前、ソイツとなんかあった?」
その瞬間、さっきまでとは違って、この部屋がピリッとした空気に包まれる。
「あったというか…喋った…?」
「どこで」
「えと…大学で、」
……なんで不機嫌なんだろう。
さっきまで紙からほぼ目線を逸らさなかったのに、今じゃ私の顔をジッと見てる。
「今回が初めてか?」
「え?」
「ソイツと喋るの」
「ううん、少し前に一回だけ…」
そう言えば、蒼空さんから溜め息が聞こえた。
「絡まれたらすぐ俺呼べって言っただろ…」
「でもそれって、華さんのストーカーに絡まれたら、でしょ?」
………あ、れ?
自分で言っといて、言い終わってから何かに感づいた。
「え……まさか…」
ドクン、と心臓が嫌な音をたてた。
その瞬間に、あの目の違和感がなんだったのか分かってしまう。



