「お前…なんでマフラーつけてこねーの」
「タートルネックだから要らないかなーって思って……」
「それにしては寒そうだけど」
フワリ、首元に蒼空さんのマフラーをつけられる。
「えっ!い、いーよ平気だって…!」
「鼻真っ赤になってるけど、トナカイにでもなりたいわけ?」
「っー!!!」
恥ずかしくて急いでそのマフラーで鼻元を隠した。
き、気づかなかった……
今度から鼻もチェックしないと…
「トナカイになりたくないならそれ巻いとけ」
「あ、ありがとう……」
「ん。」
渋々言われた通りに蒼空さんからマフラーを借りて首元に巻いた。
フワリと香る私の好きな匂い。
それだけでなんだか幸せだ。



