「ビックリしたぁ…」


「あぁごめんね!


コーヒー豆の追加持ってきたよ。


あと…その話は本当なの?」


「あ、はい!


いつもケーキとか作ってきてくれるんですけど、どれも本格的で美味しいですよ!」


「その人は今いる?」


「父さん…!!」




食い気味の浅川さんに対して、


湊くんは「恥ずかしいからやめて」と言わんばかりにお父さんの腕を引っ張っていた。




「いますよ~ ちょうどあそこの席に…」


「ありがとう!良い事聞けたよ」




ニコニコと微笑む浅川さんは

そのまま心音さんの元へと行ってしまった。



どうしたんだろう?



何か新作のメニューでも考えようとしているのかな?



隣で湊くんは大きな溜め息をついていた。




「お父さん、何か新作でも作ろうとしているの?」


「はい…。カフェが思っていたよりも結構繁盛しているので、オリジナルケーキを作り始めようとしてるみたいです……」


「あぁ、それでか!」




だからあんなに食い気味だったんだ。