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「……お邪魔します」
………ついに、私の家に蒼空さんが来た。
(昨日ちょっと片付けといて良かったぁ…)
家の中は昨日ちょうど掃除していたから綺麗で、少しホッとする。
「適当に座っててね」
寒かったからすぐに温かい飲み物を用意しようとして、キッチンに向かおうとした。
……けれど、
「!!」
不意に
腕を引っ張られたかと思えば、
すっぽりと蒼空さんの腕の中へ。
ビックリしすぎて声すら出なくて
「ど、うしたの…?」
やっと出せた声は少し途切れ途切れ。
「……ちょっとだけ、お前不足だわ」
「っ…」
ギュゥ…と抱き締められる。
なんか…今日の蒼空さんいつもと違う……
なんか甘えてくるような
ちょっとだけ弱々しいような
そんな感じ……
「なにそれ……」
フフッと笑ってみせたけど
私だって蒼空さん不足だった。
今こうして抱き締められていることが本当に幸せで
会えて嬉しいし、喋れて嬉しい
触れることができてもっと嬉しい……



