「コレ…私のじゃないよ?」
「えっ…!?」
違うのか…、と湊くんの顔はみるみると赤くなっていく。
「どこにあったの?」
「レジの近くに落ちてたらしくて……」
「あ、じゃあお客さんの忘れ物だ!」
「………………」
恥ずかしそうに、口元を手で覆い隠す湊くん。
わざわざ持ってきてくれたもんね…
「あの………月姫さん、明日も…来てくれるんですか?」
「うん、行くよ!
……もしかして、迷惑だったりする…?」
今日なんて怪我させそうになったし
湊くんにそう思われても仕方ないよね…
「っ!い、いえ…全然………」
「ほんと!?良かったぁ~」
「寧ろ…嬉しいです……」
微笑む湊くんを見て、
なんて優しい子なんだろう…と思った。
高校生にしては大人びた顔立ちをしているから、
その顔が微笑んだり赤らめたりすると
ギャップ萌えのような、そんな感覚に陥る。



