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「はぁ~、疲れたぁあ」
開店のときとは比べて落ち着きを取り戻したお店。
お昼休憩として裏の部屋で休憩しているけれど
みんながまだ働いているのに休憩してていいのかな…なんてちょっと罪悪感がある。
「お疲れ様~!コレ、良かったら食べて!」
「えっ!いいんですか!!!」
浅川さんの奥さんから数個のパンを頂いた。
(美味しそ~!!!!)
ソレはどれも美味しそうで
お腹が空いていた私はあっという間に全部食べちゃった。
少し経って、湊くんもその部屋にやってくると
「全部食べたんですか……」
「あ、ごめん…ダメだった?」
ひかれてる気がする…
だって美味しかったんだもん。
「いえ、全然。美味しかったですか?」
「うん!!凄く美味しかったよ!あっという間に食べちゃった~」
そう言うと、
「………父のパン、僕も大好きなんです」
湊くんは嬉しそうに微笑んだ。
きっと、お父さんのパンを美味しいって言ってもらえて嬉しいんだと思う。
「天才だね。」
「………はい。」
湊くん、照れてる。
なんだか可愛いなぁ…



