顔色を伺うように、またチラリと見る。
「!!」
けれど、今回は目が合った。
ドキッと緊張が走る。
「私が依頼した内容知ってる?」
「あ…存じております…」
いつもはそんな言葉使わないくせに
なんだか緊張しちゃって咄嗟に出てしまった。
「ストーカーのこと、なんだけどね」
「は、はい…」
「実は今もいるの」
「えっ、」
「1番後ろの席の端っこ」
言われた通りその位置を見てみれば
(いる………)
その場所に1人だけポツンと座る男の人。
マスクを付けているから顔はよくわからないけど、その人がずっとこっちを見ているのは分かる。
振り向いた私は目が合ってしまうわけで。
(あれが…華さんの元カレ兼ストーカー…!!)
あんまり見ちゃいけないと思い、
すぐに顔を元の位置へと戻す。



