かれこれ20分乗り継げば、最寄りの駅に到着した。
「蒼空さん起きて」
声をかけて身体を揺すれば「ん…」と目を覚ます。
「もー着いたのか…」
「着いたよ。早く降りないと閉まっちゃう」
急かすようにしてその電車から降りると、蒼空さんはまだ眠たそうだ。
「お前といると眠たくなるわ」
「なにそれ、つまんないからってこと?」
肩貸してあげたの損した。
そんな事を言うからムッとすれば
「居心地がいいってことだよ」
眠たそうな顔で微笑む。
そのセリフといい頭を優しく撫でられて
蒼空さんはほんと女の子の扱いが上手いみたい。



