「お前、結構大胆だな」
「ちょっ、やめて!」
「まさか人前でな~」
「それ以上言わないで!!」
あんただって人のこと言えないし!
私がされたことと比べたら、
ほっぺにチューなんてまだマシだもん!!
……なんて、
自分でそう言い聞かせているけど、
ほんとよくやったと思うよ私……
「そーいえば、心音は?」
いちご飴をモグモグと食べながらキョロキョロと周りを見渡す蒼空さん。
いつの間にいちご飴とられたんだろ…記憶にない。
「あ、心音さんなら亜美ちゃんに会って連れてかれちゃった」
「あー、あいつも来てんのか」
じゃ、ほっといていーな。
そう言う蒼空さんと一緒にお参りをしに行く。
いつもお賽銭の前に立つと、何をお願いすればいいのか迷っちゃうけれど
(蒼空さんと今年も仲良くいれますように…)
こんな事をお願いするのは初めてだ。
蒼空さんは何をお願いしたんだろ?
気になるなーっとチラリと蒼空さん見る。
けれど、真剣に手を合わせて何かをお願いする姿を見て
私も真剣にしなきゃと思いもう一度手を合わせた。



