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「次誰入れる~?」




デパートから近い場所にあるカラオケに来た私達は、2時間ずっと歌いっぱなしで盛り上がっていた。


私も蒼空さんの事を忘れて楽しんでいて


やっぱり友達と遊ぶのって楽しいな~と実感する。




「私飲み物入れてくるね」


「あ!俺も行く!!!」




ついてきたのは小林で、2人でドリンクを入れに行くことに。




「小林、宿題はもーやった?」


「全く!!最終日にやるつもり!」


「前もそんな事言って忘れてたじゃん」


「あれ~そうだっけ?」




2人でたわいもない話をしながらドリンクバーの所へ向かい、その場所に着くと何飲もうかな~って迷う私。




「なぁ、月姫」


「んー?」


(あ、チェリースパークリングだって美味しそう)




見つけたソレをコップに注ぐ。




「今度、遊びに行かね?」


「いいけど、誰いるの?」


「いや…2人で………」


「………え?」




小林の顔を見れば、その顔は真っ赤になっていて




「……2人で?」


「ま、また!連絡するから!!!」


「あ、ちょっと…!」




私を置いて部屋へ帰ってしまった。





「こ、小林………」




"小林、月姫に気があるんだよ"



そんな事をだいぶ前から千恵に言われ続けていたけれど、


顔を赤くしていた小林の顔を見て



(まさか本当だったなんて……)



初めて気づいてしまった。


小林の気持ちに。