(あ…、着いちゃった)
気づけば、事務所に辿り着いてしまっていた。
もーちょっと一緒にいたかったなぁ…
なんて思いながら事務所に入ると、
(え、あれ誰…?)
心音さんと亜美ちゃんしかいない空間のはずなのに、何故か3人目の誰かがいて、仲良くみんなでゲームをしていた。
まてよ、あの後ろ姿は………
「亜美ちゃんの、お兄さん!?」
思わず大きな声で言ってしまったソレ。
振り向いたその人はやっぱり私が言った通りの人で。
「あ、お邪魔してます……」
「あ、はい、いらっしゃいませ…、ってそうじゃなくて!!な、なんでここに!!?」
「あの…亜美を迎えに………」
そんな亜美ちゃんはゲームに夢中で、時計を見ると意外と時間は経っていて22時になりそうだった。
「だからお迎えにきたのか…」
「あ?誰あいつ」
そしてちょっとしてから2階に上がってきた蒼空さんは亜美ちゃんのお兄さんを見つけると眉根を寄せた。
「あー、お前あの時のやつか」
「っ!!そ、蒼空さん…」
「あれ、名前知ってんの」
「亜美から聞いて………」
蒼空さんを目にした瞬間怯えた様子を見せたお兄さん。
この前の時よっぽど怖かったんだろうな…



