コンビニまでは事務所から歩いて5分くらいのところにあって、あっという間に着いてしまった。
「えーと…亜美ちゃんのプリンと……」
あとは何が欲しいんだろう。
とりあえず適当に飲み物やお菓子をカゴの中に入れてみたけれど、心音さんが作ってくれたデザートがある事を思い出してお菓子を元の場所へと戻す。
と、
「わ、」
急に重たくなったカゴ。
中を見るとお酒が一本だけ入っていた。
「心音さんの?」
「買ってこいってうっせーから」
確かそんな事言ってたような…
「蒼空さんは飲まないの?」
「あいつと飲むとバカほど飲ませてくるからな」
「できれば飲みたくねー」と、私からカゴを取り上げる。
この前も結構酔ってたしね…
それを思い出すとキスされたことも一緒に思い出してしまい、カッと身体が熱くなった。
『ありがとうございましたー!』
気づけば、会計を終えたらしいソレを持って私のところに来ると
「ん。」
「え?なに…」
渡されたのはとても暖かい缶のココアで
「寒いしソレ持っとけ」
カイロの代わりとして買ってくれたらしい。
なんだろう…今日の蒼空さん凄く優しい。
罰ゲームで買いに行くことになったのについてきてくれたり
こうやって買ってくれたり…
(優しくされると、勘違いしちゃう…)
ちょっとは私に気があるのかなって。
……もし私が好きって言ったら、蒼空さんはどんな顔をするんだろう。



