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「もーお店閉める準備しましょ!」




閉店10分前になったけれど、今までお客さんは誰一人と来なかった。


今日はクリスマスだしね…困っている人なんていなさそう。




「私シャッター下ろしてくるから、月姫ちゃんは蒼空呼んできてくれない?」


「分かりました!」


「亜美もシャッター下ろしにいく~」




私は三階へ、心音さんと亜美ちゃんガレージへ。
そう二手に分かれた。


一応邪魔しちゃいけないと思い、


ゆっくりと階段を上がって三階に向かうと



(やっぱりパソコンしてる…)



隅っこの机であぐらを組んで座りパソコンに何やら入力する蒼空さんの姿。



(驚かしてやろうか)



なんて意地悪な事が頭に浮かんだ私は、忍び足で蒼空さんの元に向かう。



(耳元でわっ!って言ってやろう)



そう少しで辿り着くその場。


けれど、


下を見ていなかったから床に散らばった心音さんのコスプレ衣装に気づかなくて




「っ!ぅ、わっ!!!!」




それに足が滑って違う意味で「わっ!!!」という声が出た。




「イタ……くない?」



絶対転けると思っていたから身構えていたけれど、なぜか全身全く痛くはなくて



(まさか……)



「いってーな……」




顔をしかめる蒼空さんの姿がこれでもかと言うほどに目に映る。