「それにしても、震度3なのにすごく揺れたね…!」

「ここ、9階だからな。その分、揺れも大きく感じたんだろうな」


急に揺れ出したときはびっくりしたけど、たまたまリビングでなぎちゃんといっしょにいたおかげで、ダイニングテーブルの下へ2人で隠れた。

そして、わたしを守るように、なぎちゃんが上から覆いかぶさってくれた。


ひーくんはというと、今日と明日と泊まりで雑誌の撮影のため、朝から地方のほうへ出かけていた。