「でも、凪翔が苺花を泣かせるようなことがあれば、俺がもらうからね」


と、ひーくんはなぎちゃんに宣言していた。



わたしとなぎちゃんが付き合ったからと言って、とくになにかが変わるわけでもなく、いつもと同じ毎日を過ごす。

3人で分担して家事をやって、当番が料理を作って、順番にお風呂に入って、それぞれの部屋で寝る。


強いて言うならば、なぎちゃんがわたしの部屋に遊びにくるようになった。