わけあって、双子の幼なじみと溺甘ルームシェア…♡

花火の粉がハラハラと舞って、夜空に吸い込まれるように消えていく。


さっきまでの大きな音が嘘かのように、花火大会が終わると辺りは静けさを取り戻した。

周りにいた見物客も、次々と姿を消していく。


この場で月明かりに照らされているのは、わたしとひーくんだけ。


「…苺花、覚えてる?」


しんとした暗闇に、ひーくんの声が響く。


「俺が日本を離れるとき、苺花に言ったこと」