「苺花。お昼ごはん、オムライスでいいかな?」

「う…うん!」


水色のストライプ柄のエプロンをつけたひーくんが、キッチンから顔を出す。

そしてなぎちゃんはと言うと、ネイビーのストライプ柄のエプロンをつけて、せっせと部屋の片付けをしていた。


わたしが住むはずの部屋に、ひーくんとなぎちゃんがいることがまだ落ち着かない。



入学式を終えて、ひとり暮らしをする部屋に向かったところ…。