わけあって、双子の幼なじみと溺甘ルームシェア…♡

同じような背格好の2人組。

ミルクティーブラウンの明るい髪と、対照的な黒い髪。

だけど、どちらもグレーがかった茶色い瞳。


「もしかして、もう俺らの顔…忘れたっ?」


その場で固まってしまったわたしを見て、黒髪のほうが少し小馬鹿にしたように鼻で笑う。



ううん。

…忘れたんじゃない。


忘れるわけがない。


わたしが驚いて声を出せないのは…。