「…苺花!帰りが遅いから心配したよ!」

「ごめんね、ひーくん」

「…と、凪翔もいっしょだったの?」

「うん、途中で会って。それでねー…」



家に帰ってから、今日の出来事をひーくんに話したら、とっても怒っていた。

普段は穏やかなひーくんなのに、明らかに感情が表に出ていた。


「…大輝先輩。苺花に無理やりそんなことをっ…」

「で…でも!なぎちゃんが助けてくれたから大丈夫!」