神崎が他の男と会話してるだけでソワソワと不安そうに見つめてるし、神崎にだけ何かと手伝おうとするしさ。




(行動が分かりやすすぎる)




チラリと横目で見てみるが、




「絶対嫌われた…」




大きな溜め息と共にその場に崩れこむ神茂。




「そこまで気にすること~?」




青ざめた表情を浮かばせる目の前の男。さすがにその姿に笑ってしまった俺。




これでもコイツ、周りから恐れられている奴なんだけどな~。




「で。結局さ、何したのかは知らないけど、」




ズズッとコーヒー牛乳を飲み干して




「気にするなら、謝れば?」




神茂にそう言ってしまえば




「……そうか…!謝罪すればいいんだな…!」




なんて目を輝かせて言うものだから




「俺にとっても、目の前でギクシャクされるのは困るからね~」




頑張れ~っと応援しておいた。




この後どうなったのかは知らないが、




多分明日には、2人そろって登校してる頃だろう。