「大丈夫~?神崎さん」
「なにあれ。ほんと自分勝手だよね~」
「イライラしてるからって、人に当たる事ないのにさ」
神茂がいなくなった直後、私の周りに人だかりが出来た。
それは神茂の事をよく思っていない人達。
(自分勝手なのは私なのかもしれない)
神茂から告白されたときは嫌で嫌で仕方がなくて、一緒に居たくないなんて思ってたくせに。
だけど好意があるんだと気づいたら、自分の事しか考えていなくて、
勘違いしたままの神茂にとっては不愉快なんだと思う。
”迷惑なら迷惑だって、素直にそう言えばいいのに。”
迷惑じゃないのに。好きなのに。
(なんで私はその時にそう言えないんだろう)
また後悔した時にはもう遅い。



