無口な彼の妬かせ方





その後、私達は近くのファーストフード店で昼ごはん。



「腹減ったー」と、顔を歪めながら言う翔に思わず微笑んでしまう。



ゆっくりと食べ始めて、またショッピングでブラブラとしていれば。



早くも、もう夕方になっていた。



時間が経つのって早いな……



もう少しで、この楽しい時が終わってしまう。



………さみしいな。



もっと、一緒にいたいのに……



しょんぼりと、顔を俯かせた。




「………どうした?」




心配そうに私の顔を覗き込む翔に、なんでもないよって首を横に振る。



翔は、私みたいにさみしそうな表情を浮かべていなくて。



いつものように、無表情だ。




「寒いね」


「……そうだな」




空はもう真っ暗で。



まわりはイルミネーションによって
綺麗にピカピカと輝いている。



人の数も増えて、ザワザワと賑わっていた。