無口な彼の妬かせ方





「…………」




時間を確認して、バサリと毛布を被る。



もう、夕方?



時間が経つのは結構早い。



一人でいれば遅いのに、翔といれば早く感じてしまう。



まだ一時間くらいしか経ってないと思っていたのに……



………翔。



もう、帰っちゃうのかな。




「っ………」




キュッと軽く目を閉じた。



……そういえば。



今日の学校は午前中で終わりだったんだっけ……



なのに。翔は、そのまま家に帰らず私の家に寄ってきてくれたんだ。



なんだか……悪いな。




「ありがと……翔…」




ボソリとそう呟いて、



今度翔が熱を出した時は、私が看病しよう。



っと、決意しながら眠気に負けて眠りにつく。



………っあ。



なんで、あの子からのクッキーを受け取っていたのか聞くの忘れた……



なんて、思いながらも睡眠。