無口な彼の妬かせ方





そっと頬に手を触れると、確かに熱い。



熱…上がった?



翔が言っていた通りに、そう感じた時。



翔は片手に何かを持ってこちらを振り向いた。




「ほら、コレ貼っとけ」


「えっ?なに……冷たっ!」




いきなり前髪を捲り上げられて。



冷んやりと冷たいモノが、額にペタリと貼られた。



なにコレ……冷えピタ?



驚いた顔で翔の顔を見つめれば、




「それ貼ってないと、熱、下がらねーよ」




私の額を指差して、フッと鼻で笑う。



意地悪く笑みを浮かべた翔は、「何か作るから、寝てろ」って部屋を出ていった。



不器用なくせに……ちゃんと作れるのかが、心配。