無口な彼の妬かせ方





なんか……すごく久々。



翔にこうやって触られるのが……



スッと離れようとしたその手を、私は無心で掴んでいた。



ギュッと握ると、「ん?」って優しく微笑んでくれる。



その顔が、すごく好き。




「これからも……私の彼氏でいてね」




熱のせいなのか、無意識にそんなことを言っていた。



フラれるかもしれない、っという恐怖が頭の片隅にあったせいか、



緊張しながらその言葉を発した。



ハッと我に返った時、身体中がカァーッと熱くなるのを感じる。



目線は合わせられなくて、思わず反対方向に向きを変えた。



翔に背中を向けている状態で、口元まで毛布を被せた。