無口な彼の妬かせ方







「………なーんてな。冗談に決まってんだろ!




そんな怖い顔すんなって~。




ふざけて言っただけ。本当に」





ケラケラと面白そうに笑う蓮。




冗談か本当の事なのか、
区別がつきにくい。





「………」





でも、何かとホッとしている自分もいる。




友達の彼女を好きになった。
と言われても、




まさか藍とは限らない。




コイツなら、他にも沢山の友達もいるだろうし。





「あー、そういや。唯ちゃんって1年何組?」




「………唯?たぶん、2組」




「2組ね、了解。」




「…唯になんか用事?」





そう聞く俺に、





「んー、内緒」





何かを隠すように、




ニヤッ、と怪しく笑う蓮は、
そのまま屋上を出て行った。






翔side(終)