無口な彼の妬かせ方







「………37.8°」





お風呂から上がった翔に体温計を渡し、はかってもらえば。




もちろん、37.8°の熱があった。




昼間外に出ていたものだから、それなりに下がっているとは思ってたけど、




まだちょっと高いな…





「……お願いだから、熱出てるときに外出るのはやめようね」




「あの時は下がってた」




「今上がってるでしょ」





布団に寝転がる翔に、毛布をバサッとかける。




少し顔赤いな…
ちょっとしんどそう。





「大丈夫?夜ご飯、何か作ろうか」





一人暮らしの翔は、いつも自分でご飯作ってるみたいで。




今のこの状態では、作れそうにもない。





「ん。」




「分かった。何食べ……って、あぁ!!」




「……なに」





突然叫んだ私に、翔はうるさそうに眉根を寄せていた。





「…いや、なんでもない……」





そういえば今日、
翔の誕生日だ。




すっっっかり忘れてた…




そのために家に来たのに、なんか看病しに来た事になってる。