「気になる?」
「うん、凄く。」
てか。
悪い意味なの?
良い意味なの?
そこが一番気になる。
「じゃあー。しょうがない。
なんでそう思ったのか、ちゃんと、教えてあげる」
"けど、仕事が終わったあとにね。"
なんて、コソッと耳打ちするかのように、私の耳元でそう言った。
うっ…
仕事終わりに、か…
仕事中、
ずっとモヤモヤするに違いない。
そんな私を見て楽しむつもりなのか、ふふん。って鼻で笑った蓮くん。
「……分かった」
最低野郎だな。ほんと。
そう思いながらも、
仕方がなく承諾。
仕事、早くおわれーい。
なんて、
密かに思っていたのは秘密。