無口な彼の妬かせ方





「効き目……ですか?」


「やだ。そんな事も分からないの?まだまだ子供ね~」


「……………」




そうですよ。まだ子供ですよ。



その言葉に、なんだかムッときたのは言うまでもなく。



ちょっと、ちょっと。



なんて、手の指先を軽く上下に振って、私を呼ぶ女の人。



「?」を浮かべる私の耳元で、




「誘うのよ。その彼氏を」


「っ!」




さ、誘う……?




「誘う、の意味は分かるでしょ?それぐらい分からないと、私、ドン引きするわよ」




クスッ、と不気味な笑み。



さ、誘うって……



あの、大人の階段をのぼるやつ、ですよね?



……え、無理。



無理無理無理!!