「女……ですけど」
ちゃんと…彼氏もいます。
「だったら。普通はつけるでしょ?これで、男をおびきよせるのよ」
シュッシュッ、と。
もう、いいんじゃないか、ってぐらいに、
女の人は、大量に香水を首元に吹きかけている。
「香水って……そういう為に、あるんですか?」
「私はそう使ってるだけよ」
「やっぱり、高校生にはまだ分からないかぁ~。」って、ふふんっと鼻で笑い、そう言われた。
「アンタ、彼氏は?」
「い、います!」
その質問に、嬉しそうな声で顔を縦に振る私。
それを見た女の人は、グニャリと顔が歪む。
うっ……。
思いっきり、意外って顔された…
「そ。じゃあ~香水、つけてみなよ。なかなか効き目あるかもね~」



