愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜





 ────私は、本当に人と接するのが下手くそだ。



「春香……春香!」
「……え、なに?」
「何寝惚けてるの、さっきからお昼全然減ってないよ?」
「なんか食欲ないの」
「ちゃんと食べないと午後頑張れないよ! 私次の会議の準備があるから、先に行ってるからね!」
「いってらっしゃい」



 社員食堂でランチを食べていると、向かいに座っていたさくらが私の肩を揺すった。
 時計を見ると、意識を飛ばしているうちに昼休みが残り20分になっている。


 さくらが慌ただしく食堂を後にするのを見送り、私はたらこパスタを半分以上残してフォークを置いた。



「(明らかに、不自然だったわよね)」



 ユキに悪気があったわけではない。わかっているのに、冷たく突き放してしまった。