「ダメダメダメダメ!とにかくダメ!可愛い顔してもダメ!」
「春香、ダメは理由にならない」
「だって、一緒に寝るのはさすがに……」
「えっちなことはしないし、添い寝だけだよ?この前はしてくれたじゃん」
私の上に跨り、不思議そうに首をかしげるユキを押して退かす。
そして私も体を起こし、ベッドサイドにあるライトを点け、ユキの目の前に正座した。
「あの時は、ユキに助けられたから仕方なくお願いを聞いたの」
「じゃあ今日も聞いて」
「聞かない」
「僕が欲しいのは、暖かい寝床とご飯じゃない。それは春香は知ってるはずだよ」
「じゃあご飯はいらないの?」
「いる。美味しかったもん」
「同じ空間に、私とユキが居る。それだけじゃダメなの?」
「やだ。僕は春香と寝たい」
この子……!!思った以上に頑固だ……!!
面と向かって説得したら、分かってくれると思ったけど無理か。これは実力行使しかないか? 大人の力を見せるべき?



