愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜




「……ダメだよ春香」
「なにが。ダメなのはユキでしょ」
「春香のそういう、お節介で優しいところ。ほんと心配……」
「もう、心配心配ってなんなのよ」



ユキは幸せそうに目を細め、こちらを振り返った。



「やばい、気持ちいい……」
「うっ」



 か、可愛い……。
 なんて素直なんだろう。こうやって可愛いところを見せて、寝床を探してきたんだろうな、この子は。なんて思った。


 そのあと出した夕ご飯の唐揚げを、ユキは美味しい美味しいとたくさん食べてくれた。   
 若いとこんなに食べるんだと驚いたのと同時に、私の心は満たされていた。




***