愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜




「家出してふらふらしてるくらいなら、うちに来なさいよ。一晩とは言わず、家に帰りたいと思えるまで居てもいいから」
「……な、何言ってるの?正気?」
「だって私、あの時ユキに買われてなかったら凍死してたかもしれないし。でも、かと言って私がユキを買ったら犯罪になっちゃうから……」
「春香、ちょっと待って」
「もちろん性的なことはしないし、食事だって」
「春香!」



 立ち上がったユキが、私の肩を掴む。
 なによ、人が話してるのに……。



「ほんと、いい人過ぎ……心配になるんだけど」
「心配なのはユキの方でしょ」
「……はぁーー」
「やっぱりお金?でもそれは犯罪……」
「静かに。いい加減黙って」
「むっ!」



 ユキの手が私の口を塞ぐ。驚いて暴れようとすると口から手が離れ、のしかかるようにぎゅうっと抱きしめられた。