愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜


 

 ダメ、ダメだ、お願い……言わないで。
 聞きたくないのに、私の鼓膜は必死にユキの言葉を拾おうとしている。


 視界が歪んで、唇が情けないくらい震える。


 でも、もう後戻りはできないんだ。



「────春香のことが、好きだよ」



 ユキの言葉と同時に、目尻から一筋涙が溢れ、頰を伝った。