愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜





 ユキの私を抱きしめる腕の力が強くなる。 
 言って欲しかったというユキの願いを聞き、必死に冷静さを保とうとしていた心が軋む。


 もう、これ以上抱き締められていたらいけない。されるがままになってはいけない。


 必死にユキの胸を押すが、解放してはもらえなかった。



「春香、僕は……」



 耳元にユキの唇が近付き硬直する。