愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜




「……もう、こんなことは二度としないで」
「春香……」
「お願いだから」



 私達は、本来なら関わりを持つはずがなかった人間同士だ。
 どう頑張っても、今以上の関係になんてなれないの。これが現実。


 地面を見つめ、気を緩めると出てきそうになる本音に唇を噛む。



「……わかった」



 やけに物分かりのいい言葉に、顔を上げる。
 ユキの私を見つめる綺麗な瞳が揺らぐ。



「困らせて、ごめんなさい」



 まるで子供としての自分の皮を被るように。……受け入れるようにユキは言葉を発した。