ユキがじゃれ合いの延長でしてくるスキンシップを咎めるように、それを拒否することができない。
まるで自分の心と身体が別々になってしまったように、うまく動いてくれない。
「(私は、私は――)」
あの日、私を拾ってくれたユキに何か通じるものを感じて家に引き入れた。
最初は本当に、未成年のユキのことが心配だった。毎日寝床を変えて暮らしているその状況を、どうにかしてあげたい。本当にそれだけだった。
17歳の、自分よりもずっとずっと若い少年のユキに……自分が変えられると、影響されるとは思っていなかったの。
なのに、自由奔放なユキと暮らす日々は温かくて、こんな堅苦しい性格の私の過去を聞いてそれでも重いと言わずに……自分を赦せなかった私の代わりに、ユキが赦してくれた。
そして、ユキの過去を知り怒りを感じた。ユキの幸せを願った。
こんなに優しい子が幸せになれない、そんな理不尽は許されない。そう心から思ったのに。



