小さく頭を下げた私を見て、ユキのお母さんは驚いた後、小さく笑った。 「律儀な人なんですね。……ユキのことお願いします」 春香: 「────はい」 「家の近くまでお送りしますね」 「え! ……ありがとうございます。助かります」 車が発進する。それから私達の間に会話はなかった。 でもよかった。聞いてみなきゃ分からないこともあった。 修復、できるかもしれない。いつかこの二人は、向き合うことができるかもしれない。 ***