ユキがハーフだということを差し引いたとしても、きっとキレイに生まれてきていたんだろうな……。
「あの」
「っ、はい」
ビクリと体が震えた。
ユキから家族の話を聞いたばかりだから思わず身構えてしまう。
それにしてもなんでわざわざ車から降りて……。
「是非またお会いしたいと思っていたらちょうど見かけたので……この後ってご予定はありますか?」
「え?」
「もし何もないようでしたら、少しお時間いただけませんか? 車の中でお話するだけでも構いませんので……」
余所行きのような薄い笑みを浮かべてされた提案に開いた口が塞がらない。



