愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜





 ────朝、仕事に行くのに何故かユキが寂しそうにしてたけど、それを宥めなんとか出勤した。
 そして今日もなんとか業務を終え、駅までの帰り道を急ぐ。


「今日はカレーがいいってユキが言ってたからなぁ……シーフードにしようかな」



 今晩の夕飯を考え独り言を呟いていると、突然車道からクラクションが聞こえた。
 視線をそちらに向けた瞬間、脳内から晩御飯のことは一気に消え去り、真っ白になる。



「……うそでしょ」



 そこには、車を大通り沿いに停め、運転席から私を無表情で真っ直ぐに見つめるユキのお母さんが居た。



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