愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜





「っ……!!」



 自分の部屋に駆け込み、ドアの前に座り込む。
 

 息が苦しい、思うように呼吸ができない。胸が痛くて張り裂けそうだ。


 なんで、どうして。
 お父さんが死んでしまったときと同じだ、こんな風に痛くて苦しかった。



「おとう、さん」



 僕は、お父さんとの約束を守ろうと……ずっと、ずっと……!!