愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜




「いつだって真っ直ぐだ。だから離れられない」
「……どういうこと?」
「一緒に考えるなんて、言われたことないよ。大体の人間は他人の面倒事には関わりたくない、そう思うハズなのに」
「他人?」
「うん。他人」
「……なに言ってるの?もうユキと私は他人ではないでしょ?」
「……」



 素直に不思議に思い、首を傾げる。
 他人とは言っても、もう一緒に住んでいるしユキの性格や生態も知っている。そして私のトラウマまで共有してくれた。
 もう他人というカテゴリーからはとっくに外れているハズなのに。


 寒さで鼻先が痛くなってきた。
 両手を口元に持ってきて、はぁっと息を吐く。そして少し温まった手を固まったユキの目の前でひらひらと振ってみせる。