そして、私の肩を掴んでいた手を離し、その場にしゃがみ込み膝に顔を埋める。私もそれを追うように腰を落とした。 銀髪に柔らかく触れるとユキの肩がビクつく。私は、一呼吸置いて呟いた。 「だから、いなくならないで。帰ろう、ユキ」 家に帰った方がいい、さっきまではそれがユキにとっての最善だと思っていたのに。 今はそう思えない。ユキの心の内を知りたい。 全てを知った上で、ユキの最善を一緒に考えてあげたい。