愛しのキャットボーイ〜野良猫少年拾いました〜


 

 そして、私の肩を掴んでいた手を離し、その場にしゃがみ込み膝に顔を埋める。私もそれを追うように腰を落とした。


 銀髪に柔らかく触れるとユキの肩がビクつく。私は、一呼吸置いて呟いた。



「だから、いなくならないで。帰ろう、ユキ」



 家に帰った方がいい、さっきまではそれがユキにとっての最善だと思っていたのに。
 今はそう思えない。ユキの心の内を知りたい。


 全てを知った上で、ユキの最善を一緒に考えてあげたい。