キミに溺れる。〜ピンク髪の先輩と派手色な恋を〜


肩を竦めて向かった自販機には数人の生徒が並んでいて。


「日南先輩……!」

「ん?……あ、サリーちゃん」


その中に、日南先輩がいた。

控えめな笑顔を見せてくれる。


いつものメンバーは誰もいない。


「おひとりですか?」

「うん。……サリーちゃんも?」

「はい。ジャンケンに負けてパシリ中です」


そういや、いつかの逆だ。

前は、日南先輩がパシリしていたっけ。


「パシリ?」

「愛良と星野くんと辻堂くんの分です。あと自分の分……!」

「そっか」


自分の分を忘れていた。