キミに溺れる。〜ピンク髪の先輩と派手色な恋を〜


「……サリーちゃん。今のはずるい」


そう言いながらテーブルに伏せた日南先輩。

耳まで真っ赤で、ちょっと可愛い。


「1番のたらしはサリーじゃねぇかよ」

「はい、ギルティ」

「天然すげぇ」

「サリー、お前最高っ!振り回されてる日南、超面白れぇ」


今日1番の笑い声が響いた。



密かに繋がれた手。

結局、最後まで日南先輩は離さなかった。