彼とはLINEで話すようになった。

「イカ釣りいくけど、イカいるか?」

「うん。欲しい」

次の日早速釣りたてのイカを持ってきた。

そして、帰り際に私は「また、ご飯でも行こうよ」と、社交辞令を言った。


でも、彼は次の週、「ご飯行こう」と誘ってきた。
どうやら、社交辞令は彼には伝わってなかったようだ。

それからは、たまに彼と遊ぶことが度々あった。

そしてまた月日も流れていないのに「付き合ってくれへん?」と告白された。

私は、もう誰とも付き合うつもりは無かった。
今の生活に満足をし、また付き合って、捨てられるのが怖かった。