1階に到着し、おりたエレベーター。


1階にはちらほらいる人。
忙しそうなホテルの従業員や、ここで会話に夢中になっている男女。


誰もこっちに目もくれず、私たちはパーティー会場から遠ざかる。




さらに奥へと進み、たどり着いた先は──広く大きな室内プールだった。



天井は窓になっていて、見える夜空。


大きなプールだけでなく、高級そうな椅子までまわりに置かれていた。




そしてこのプールの脇の柱のところにいたのは、スーツ姿の男性5人。
その人たちは、明らかにパーティーの客ではない。


間隔をあけて立っている柱になにかを必死に取り付けている最中。


取り付けているのは……きっと、爆弾。