「爆破予告と殺害予告出したのはおまえ?それとももっとほかにおまえの仲間がいんのか?」
「…………」


黙り込む男性。

否定しないってことはなんらかの関わりがあるってことか……。


「早く言えよ」



男性の頭に銃口をつけた岳。
そうしたところで、男性はやっと口を開いた。



「そ、そうだ……俺たちがやった」
「へぇ?なんのために?」


「……一条組と月城組を、地の底に落とすためだ。自分らのシマで爆破や、知人の殺人事件が起これば2組はマヌケな組だと思われるだろうからな」
「“俺たち”ってことは何人かほかにもいるってことだろ。何人いる」


「……20人くらいはここにいるだろうな」
「爆弾はいくつしかけた」


「……今は3つ」
「増えることがあるってことか?」


「……あぁ。今取り付け中のものもある」



岳の質問に男性は答え。
岳は次になにを聞くのかと思ったら……。



「てめぇらの仲間のとこに俺を案内しろ」


まさかの言葉。