「……死にてぇのか、オンナ」
「“オンナ”って名前じゃないから死なないもん。バカだね」
「てめぇ……」
「私と組むこともできないなんて、ほんとワガママ。やだやだ言ってればまわりが合わせてくれると思ってるの?」
言い返せば言い返すほど睨まれる。
つかまれた腕にもぐっと力が入るが、痛かったのは一瞬だけ。
顔を歪めれば、瞬時に手は離された。
……岳が1人で行動したい理由、なんとなくわかったような気がする。
暁や私が嫌いだから単独行動がしたいわけじゃない。
以前争っていたから仲良くしたくないわけじゃない。
これは私の予想だけど、岳は……きっと、どう接すればいいのかわからないんだ。



